レースゲームを始めてゲームコントローラーからハンドルコントローラー(通称:ハンコン)に切り替える時に必須になるのがコックピットです。
今回はそんなコックピットの違いによるメリット・デメリットなどを紹介していきたいと思いますので、これからレースゲーム用コックピットを買いたいと思っている方の参考になれば幸いです。
クランプ式デスク設置コックピット
合計点数 15 点 / 40 点
まとめ
レースゲームを最も手軽に楽しめるのがハンコンを机にクランプで設置する方法で、ハンコンによってはクランプが付属しているため費用をかけずにハンコンを使用できるのが特徴。
気軽に楽しめる一方で机を使用したいときには取り外す手間が発生したり、ペダルは床に固定しないとズレたりする・椅子を固定しないと椅子が後ろにズレたりするなどのデメリットも多くある。
ハンコンでレースゲームをとりあえずやってみたい!という人にはオススメの設置方式。
スタンド式コックピット
合計点数 14 点 / 40 点
まとめ
レースゲームに必要なハンコンやペダル、シフターなどをひとまとめに設置できるのがスタンド式のコックピットでスチール等の金属で出来ているためある程度の強度も確保されているが、ハンコンの位置やペダルの位置の調整はほとんどできないため気軽にレースゲームを楽しみたい層に向けての製品になっている。
クランプ設置式と同様、椅子を別途用意する必要があり椅子を固定しないと後ろにズレるデメリットがある。
折りたたみ式コックピット
合計点数 13 点 / 40 点
まとめ
シートを含めたレースゲームに必要な機器をすべて設置でき、使用しないときには折りたたんでおけるためレーシングドライバー気分を味わいつつ手軽に楽しめる究極の形といっても過言ではないのが折りたたみ式のコックピット。
本格的な高トルクのハンコンやロードセル式のペダルを使うには心もとない強度・剛性であるものの、手軽に楽しむためのコックピットに対してそういった評価を下すのは野暮というものだろう。
点数的には低い評価ではあるが「レースゲームを一番手軽に楽しめるコックピット」はこの折りたたみ式のコックピットかもしれない。
パイプ・スチール式コックピット
合計点数 18 点 / 40 点
まとめ
一定以上の剛性と強度、位置調整も変更が可能な本格的なコックピットで、値段的にも手軽に楽しむというよりは本格的にレースゲームを楽しみたいという層に向けた製品。
市販のシートを取り付けられる製品が多く、製品によってはフォーミュラスタイルからGTスタイルといったように座席のスタイルそのものを変更できるコックピットもある。
デメリットとしては実車トレーニングのレーシングシミュレーターとして利用するには強度や剛性感の不足、設置スペースを広く専有するなどがある。
アルミフレームコックピット
合計点数 31 点 / 40 点
まとめ
本格的にレースゲームを楽しむなら最適なコックピットと言えるのがこちらのアルミフレームで構成されたコックピットで、レースゲームに必要な機器以外にもライブ配信に必要なライブカメラやマイク、STREAM DECKといった配信機材を取り付けられるパーツも販売されているので汎用性も高い。
プロのレーシングドライバーが自宅に設置するほとんどがアルミフレームコックピットであることからも信頼性の高さが伺えるが、他のコックピットに比べて価格も高く設置スペースも広く専有するのがデメリットで、シートやハンコンの位置、ペダルの位置調整の自由度が逆に不自由さを招く可能性がある。
また、組み立ての難易度も高く初めて組み立てる人にとっては何が正解かも分からず期待した強度や剛性がでないこともあるため、組み立てまで実施してくれるビルダーメーカーから購入するのも一つの手段である。
※僕が初めてアルミフレーム式コックピットを組み立てたときは8時間くらい掛かりました。
コックピットとしてこれ以上のものを探すのは難しく「実車トレーニングを兼ねた本格的にレーシングシミュレーターを利用する」ならばアルミフレームコックピット一択と言っても過言ではない。
注意点としてアルミフレームの肉厚がコックピットメーカー各社で異なり、同じ外観であっても強度・剛性感がまったくと言っていいほど違う点が挙げられる。
参考:アルミフレーム・フレームキャップ・溝カバー 商品特長・選び方